外壁塗装:塗料について
外壁塗装にあたって
塗料とは、
①顔料…色やツヤを決める役割
②添加剤…塗膜を均等にしたり、
特殊な機能を持たせる役割
③合成樹脂…耐久性などの保護機能の役割
の3つを混ぜ合わせたものです。
その中で、
③合成樹脂の部分に塗料の違いが出てきます。
合成樹脂の種類
低い
アクリル合成樹脂 ↓
ポリウレタン合成樹脂 ↓
アクリルシリコン合成樹脂 ↓耐久年数、金額、レベル
フッ素合成樹脂 ↓
光触媒合成樹脂 高い
各合成樹脂にも溶剤系、水性系があり、
これにも耐久年数に違いがでてきます。
大きな違いは希釈剤が、
シンナー(油性)か水(水性)の違い。
※希釈剤…(別名うすめ液といい、
塗料を塗りやすくしたり、
仕上がりを調整するためのもの)
同じメーカーの塗料で油性、
水性の場合だと、
油性の方が耐久年数が長いです。
さらにさらに、1液(そのまま使用)
2液(主剤と硬化剤を混ぜて使用)まで分類されます。
溶剤、水性、1液、2液による違い
耐久性 低い→→→高い
水性1液 溶剤1液 水性2液 溶剤2液
価格 安い→→→高い
水性1液 溶剤1液 溶剤2液 水性2液
各塗料の性質
塗料の種類 | 耐久年数・特徴性質 |
---|---|
アクリル塗料 | 5~6年 価格は安いが耐久性が劣る。 |
ウレタン塗料 | 7~10年 価格面では安く、比較的汚れや色あせに強い。密着性はシリコンやフッ素よりも優れている。 |
シリコン塗料 | 11~14年 現在の主流塗料。汚れや色あせに強く耐久性・防カビ性・防藻性などで高機能。 |
フッ素塗料 | 15~20年 価格は高いが耐久年数が長い。塗替えサイクルを長くしたいビルや橋梁に用いられることが多い。 |
光触媒塗料 | 15~20年 太陽光で汚れを浮かせて雨で洗い流せる機能塗料。空気浄化機能もあり地球に優しい。 |
※ | 耐久年数にここまで差があるのは、メーカー発表の耐久年数は室内でのテストのため、自然光や、塩害、凍害、雨の当たり方により変わってくることによります。 |
現在弊社ではシリコン塗料の溶剤1液以上の塗料をおすすめしております。
塗替えの工程でも
①高圧洗浄にて汚れを撤去
②シーラー(フィラー)下塗り
※シーラーとは塗料を密着させるためのもの
(両面テープの役割)
③合成樹脂 中塗
④合成樹脂 上塗
ここまでの工程をさせていただきます。
②③④の塗装ではローラー
刷毛塗での施工となります。
サイディング壁の場合は、
継ぎ目シーリング剤の打替えも必要となります。
シーリング剤にも同じく耐久年数がありますので
外壁塗替えの際、打替えもご検討ください。
外壁塗替えにあたってご参考までに…